今回は台風に対する備えについてのお話です。今年は特に台風の上陸回数が多いように感じますが、先日の台風24号ではいろんな場所で被害がありました。欅組にも台風被害の問い合わせが何軒かよせられました。また、けやき建築設計本社の塀や倉庫も風にあおられて倒れてしまいました。そこで台風が来る前にできる対策を紹介します。
まずは建物の対策です。雨戸やシャッターがある場所は全て閉めておきます。実は台風で割れてしまった窓は風圧ではなく風で飛んできたものによることがほとんどです。覆うことでものが飛んできても簡単には割れないようにしておきましょう。シャッターも雨戸も既存のサッシにつけることができるので台風が来るたび心配するようでしたら取り付けるのも良いかもしれません。
そうはいっても外付けの雨戸などをつけるのはお金も時間もかかりますよね。そこで自分でできる対策としてはガラス用の強化フルムでガラスの強度を上げる方法があります。防犯用として売っているものも多い透明のガラスフィルムは強度を上げるだけではなくたとえ割れてしまったとしても飛散を防止してくれるので被害を小さく抑えられます。
ガラス部分の対策だけではなく網戸のチェックも行いましょう。網戸が外れやすくなっていると風で飛ばされてしまいます。飛んだ網戸によって怪我をすることもあるのでガタつきがないか外れやすくなっていないかチェックして緩みがあるようなら戸車の調整を行いましょう。
家周りでいうとプランターや鉢植えはあらかじめ家の中に入れましょう。プロパンガスなどはしっかり固定されているか確認し、看板なども倒れたり飛ばされる危険がないか確認します。物干し竿も中に入れていた方が安全です。
家の中の対策として、停電することもあるので懐中電灯も用意しておきましょう。また、外出をなるべくひかえ、食料品などは買いだめしておきましょう。大きな被害にあった時のために非常用持ち出し品なども備えるのも大事です。停電するとテレビは見られなくなります。その点ラジオは電池1本で長時間情報を得ることができます。携帯の充電を温存するためにも情報収集はラジオから入手するのが効率的なので準備していると安心です。
最後に今回紹介した内容のまとめです。
・雨戸やシャッターを閉める
・ガラス強化フィルムを貼る
・網戸のチェック
・飛散するものを室内に取り込む
・倒壊危険物がないか確認
・停電への備え
・非常持ち出し品の用意
台風の時は何が起こるかわかりません。事前の対策も大事ですがなるべく外出を控えて怪我などされないようにお気をつけてお過ごし下さい。
白坂

鹿児島出身。大学進学で上京。研究室では古民家や集落の研究をしていました。MTトラックの運転ができますが、おっかなびっくりハンドルを握っています。男性に負けないくらい力持ちなのは昔からですが、社長は欅組で鍛えられた成果だと思っています。たまに自分で作ったイヤリングをつけています。週末はちょこっと料理し、つまみを作り、お酒を飲むのが幸せ。